スイーツから着想して次々と専門店品質のスティックカフェメニューに
女性の「ふぅ」に寄り添うAGF「ブレンディ®カフェラトリー®」の最新作が好評
味の素AGF社が“専門店品質の濃厚な味わいが楽しめる”をコンセプトに展開している「ブレンディ®カフェラトリー®」スティック(以下、「カフェラトリー」)の最新作が好評を博している。
最新作は「濃厚和栗カフェラテ」「濃厚抹茶あずきラテ」「濃厚ほうじ茶きなこラテ」の和カフェシリーズ3品で今秋から順次導入されている。
濃密でキメ細かい泡が特徴の「カフェラトリー」が本領発揮するのは寒さが厳しくなる年末あたりからだが、和カフェシリーズは既にリピートの動きがみられるなど好スタートを切った。
取材に応じたコンシューマービジネス部マーケティング第1グループの宇田和紗主任は「3品の中で『濃厚和栗カフェラテ』のトライアルが高い傾向。20~30代の若年ユーザーの割合が通常の定番品よりも高く、『カフェラトリー』の認知拡大にもつながっている。発売後4カ月だがリピートやシリーズ3品での複数購買の動きもみられる」と語る。
この好発進に寄与しているポイントに、昨年のデザートシリーズで手応えを得た複数アイテムによるシリーズ展開と早期の情報発信の2つを挙げる。
前作のデザートシリーズは、スイーツが想起できる味わいにこだわり、パッケージも少し華やかな色味を使って目立つようなデザインで統一した。
「商品数が増加傾向にあるスティック売場に導入していただくにはシリーズ展開でお客様への情報発信力を強めた商品開発が有効だと考えている。昨年も、シリーズで採用される動きがみられたため、今年もシリーズ展開を活用しながら価値を伝えていく」。
早期の情報発信については、発売開始の9月にインフルエンサーを活用したデジタル施策やSNSでのキャンペーン施策を次々と実施した。初めての試みとして、オフラインイベント「インフルエンサーズエキスポ」にも初出展した。
その手応えは上々で「9月の施策の反響が大きく、スティックを普段飲まれていない方からもご好評をいただき、若年層およびトライアル獲得につながっている」と振り返る。
毎年秋のシリーズ展開で季節感の打ち出しでも手応えを得る。「“カフェラトリーの季節がやってきた”とのお声もいただき、シリーズ名での拡散の動きもみられる」という。
今回、シリーズに和カフェを選んだ理由については「前回が洋で今回が和、という流れではなく、和栗モンブランや和テイストのパフェなどの外食のトレンドを取り入れ、デザート代替の一杯となることを意識した。開発にあたっては、香りをしっかり維持することに加えて、素材を組み合わせたときのフレーバー個性の立ち方や味わいを追求した」と説明する。
「カフェラトリー」のメインユーザーは20~30代有職女性。コーポレートスローガン「いつでも、ふぅ。AGF®」を、商品を通じてお届けするため、日々忙しくしている中で、心の健康・自分へのご褒美としての飲用を訴求している。
「もう1点、初めての試みとして、約3万フォロワーの公式インスタグラムで20~30代女性の視点でおうちカフェ時間の提案リール動画を複数公開し、かなりの反響をいただいている」と語る。
引き続きトライアルの獲得や若年層の構成比を高めていく活動を行い「カフェラトリー」の課題である認知拡大とブランドファン育成を図っていく。