12.7 C
Tokyo
12.5 C
Osaka
2025 / 11 / 29 土曜日
ログイン
English
トップニュース「本流」「クラフト」2本柱 キリンビール、好調続くビールに傾注 消費変化見据えアプローチ
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

「本流」「クラフト」2本柱 キリンビール、好調続くビールに傾注 消費変化見据えアプローチ

「強固なブランド体系の構築」「新成長エンジンの育成」を掲げ、ビールの強化に取り組むキリンビール。10月の酒税改正を追い風にビール回帰の流れが加速する今年、「本流」「クラフト」の2本柱で新たなチャレンジに打って出る。

「ウイズコロナの時代が本格化する。人と人のつながりや多様な価値観、商品の個性を重視した消費行動はますます進むだろう。こうした変化に、しなやかに対応したい」。13日の事業方針説明会で堀口英樹社長が語った。

昨年のビール類市場は業務用需要の回復から2%程度の増加と18年ぶりにプラス着地。一方、同社は2・5%減と苦戦した。業務用比率が競合他社より低いうえ、20年の酒税率引き上げ後は不振が続く新ジャンルの比率が高いことが影響した。

そうした中でも、ビールカテゴリーは引き続き伸長。今年のマーケティングでもビールへの傾注を強める。

「(ビール類酒税が一本化される)26年に向けて外部環境の変化が予想される。特にビールは今年10月の酒税改正で伸長が予想され、スタンダードビール、クラフトビールには大きなチャンスがある」。

強固なブランド体系の構築を目指す“本流ビール”の基幹ブランド「一番搾り」は、2年ぶりにリニューアル。

麦汁の仕込み工程を見直し、麦本来の澄んだうまみを引き出すことで飲みやすく飲み飽きない味わいに改良した。パッケージも全体の印象を明るくすることで、「おいしい」「高品質」のイメージを強調。1月製造分から全国で順次切り替え、4月からは過去最大規模のコミュニケーションも実施する計画だ。

新たな成長エンジンと位置付け、クラフトビール市場を牽引する「スプリングバレー 豊潤〈496〉」も刷新。7日間漬け込む独自製法に使うホップを増量することで華やかな香りを高め、苦みの質を穏やかに。心地よい後味を実現した。

「クラフトビールのノンユーザーはまだ4千万人ほど存在し、ポテンシャルは大きい」(堀口氏)とみて、クラフト未体験層に向けて共感を促すCMをはじめとした包括的なアプローチを強める。

さらに提携ブリュワリーへの支援や共同イベントも通じ、クラフトビールカテゴリーの創造へ機運を高める考えだ。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点