クスリのアオキHD 新潟の地場スーパー買収 フード&ドラッグ加速

クスリのアオキホールディングス(以下、クスリのアオキHD)は5日、3月1日付でサンエー(本社・新潟県糸魚川市)から同社のスーパーマーケット事業(2店舗)を取得すると発表した。

クスリのアオキHDは、北信越、東北、関東、東海、関西の23府県にドラッグストア863店、専門調剤薬局6店、SM1店の計870店舗を展開。利便性と専門性の強化をコンセプトに食品販売を強化しており、大型店では生鮮品の取り扱いも開始している。

サンエーのSM事業取得について同社では「食品SMの持つ生鮮の品揃えとドラッグストアのヘルス&ビューティーや日用品の品揃え、調剤薬局を組み合わせることで地域のお客様にとってより一層ご愛顧いただける店舗を作ることができると判断した」としている。

業態の垣根を越えた競争が激化するなか、フード&ドラッグ業態の動きは加速。昨年、イオングループのイオン九州とウエルシアホールディングスがイオンウエルシア九州(本社・福岡市)を設立。調剤薬局併設型のドラッグと食品スーパーが融合したワンストップ型の新業態を九州エリアで開発する考えを明らかにしていた。