カゴメ 2工場に再生可能エネ由来の電力 CO2排出量削減目指す

カゴメは、1月1日より富士見工場、上野工場の2工場の電力を、実質再生可能エネルギー電源に由来する電力に切り替え、二酸化炭素排出量を削減する。

持続可能な地球環境を保つため様々な地球環境保全に取り組んでいる同社は、気候変動への対応が高い優先度としている。そこで気候変動リスクを緩和するため2050年までにグループの温室効果ガス排出量を実質ゼロにすることを目指し、2030年に向けた温室効果ガス排出量の削減目標を策定しSBTイニシアチブの認証を取得。今回の取り組みはその一環。

トマトジュースや「野菜生活100」を生産する長野県諏訪郡の富士見工場の使用電力は年間7千748MWh。これを自家消費型の太陽光発電と組み合わせることで、すべて再生可能エネルギー由来となり、二酸化炭素排出量を年間約3千t(工場排出量の53%)削減できる見込み。

「醸熟ソース」などを生産する愛知県東海市の上野工場の使用電力は年間1千209MWh。これを再生可能エネルギー電源に由来する電力にすべて切り替えることで、二酸化炭素排出量を年間約500t(工場排出量の40%)削減することを見込んでいる。

なお、両工場の取り組みにより、「トマトケチャップ」を生産する愛知県豊橋市の小坂井工場を含めた3工場が、使用電力を再生可能エネルギー電源に由来する電力に切り替わることになる。

 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)