食中毒への注意喚起

毎年12月1日から食品衛生法の規定に基づく監視指導等の指針により「食品、添加物等の年末一斉取り締まり」が各都道府県や保健所を設置する市や特別区で行われている。

▼この取り組みはウイルスなどが蔓延しやすい冬場の時期に際し、大量調理施設・飲食店のノロウイルスによる食中毒の発生頻度が高い施設について適切に立入検査、収去検査を行うことが主な目的となっている。

▼特にクリスマスなどの歳時ではテイクアウトや宅配の需要が大きく伸びるため、こういった対策はより重要となる。昨今のコロナ禍の時勢においては持帰りなどのサービスを行っている飲食店の営業者に対し立入検査の際、一般衛生管理の徹底や宅配などに適したメニューの選択や、消費者に速やかに喫食する旨を注意喚起するエリアが増えてくる見通し。

▼これから年末年始にかけて人出が増えることが予想される。「コロナ第8波」への警戒が強まる中、持ち帰りなどのニーズが高まることからコロナウイルス感染症対策と併せて、自分でもできる食中毒予防のための知見を広げていきたいと思う。