キユーピー 米国展開を加速 テネシーにマヨ・ドレ新工場

キユーピーは、米テネシー州に約92億円をかけ調味料の生産拠点を新設する。23年5月から着工し、25年5月の稼働を目指す。新工場はグループ会社であるQ&Bフーズ(本社・米国カリフォルニア州)の2か所目の生産拠点。家庭用と業務用のマヨネーズ・ドレッシングが最大年間約6万t生産可能となる。サステナブルとコストを両立させるべく、従来比で生産性2倍、環境負荷2分の1軽減が目標。容器の内製化なども行う計画だ。

キユーピーは14年から、世界最大のサラダ調味料市場である米国でのマヨネーズ・ドレッシングの販売に注力。味と品質の良さが現地のレストランシェフや消費者から支持されている。拡大する需要と成長性を視野に入れテネシー州への工場建設を決めたが、既存のカリフォルニア工場から距離がある中西部や東部への迅速な商品供給も実現する。

米国内の生産を2拠点体制とすることで、拡大する米国の内食・中食・外食市場への展開を進める考えだ。

EU農産品  - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)