「ファミマカフェ」値上げ実施も「販売数は落ちていない」 価値浸透と「ファミペイ」回数券の1杯無料施策が奏功か

 ファミリーマート商品本部FF・スイーツ部カフェ・スチーマーグループの松田香織氏は12日取材に応じ「FAMIMA CAFÉ(ファミマカフェ)」の直近の販売動向について「9月27日に値上げを実施したが、お陰様で販売は落ちていない」と語った。

 これには、バリスタの粕谷哲氏が監修を務め21年10月の「ブレンドコーヒー」刷新時から「世界一のバリスタが認めた美味しさ」を訴求するなど商品力を磨き価値が浸透したことに加えて、値上げのタイミングで実施したアプリ「ファミペイ」の回数券を活用した1杯無料施策が奏功したとみられる。

 「ファミペイ」の施策については「『ファミペイ』の中の回数券は10杯分の価格で11杯分買えるが、それを値上げのタイミングで5杯分1杯無料にした。もともと7月から9月に“10+2杯”のキャンペーンを何回かさせていただき、お客様に定着しているとみられ、販売数を落とさずにお買い求めいただいている」と説明する。

「ファミペイ」の回数券 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「ファミペイ」の回数券

 

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