「日東紅茶で500円以上は売れない」常識を打ち破った「はちみつ紅茶」 第2弾はノンカフェインの「はちみつルイボスティー」

 三井農林が「日東紅茶」ブランドから昨秋新発売した「はちみつ紅茶ティーバッグ」(20袋入)が比較的高単価な税別600円の希望小売価格で売れている。

 同商品は「日東紅茶で500円を超えるものは絶対に売れない」という同社の常識を打ち破るべく発売され、これに成功した。

 企画本部商品企画・マーケティング部の大槻裕介氏は「アイテム販売店当たりの販売金額では『デイリークラブ』を上回り、期待以上に好調。一過性のブームで終わらず成長が見込めると考え、この秋冬に向けて1品追加し『日東紅茶』のはちみつティーバッグシリーズとして、はちみつ紅茶のトレンドを一気に囲い込みたい」と語る。

三井農林の企画本部商品企画・マーケティング部の大槻裕介氏 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
三井農林の企画本部商品企画・マーケティング部の大槻裕介氏

 この考えのもと8月29日に新発売された「はちみつルイボスティーバッグ」(20袋入)は、ルイボスティー市場が近年右肩あがりに成長し市場規模40億円に迫る勢いであることに着目した。

 「ルイボスティーで甘みのついたはちみつフレーバーの商品はないことから、大きなニーズがあると見込んでいる。『はちみつルイボスティー』ははちみつの甘さがありつつも、しっかりとルイボスティーを感じられるように仕立てた。ノンカフェインも特徴」と説明する。

 デザインは「『はちみつ紅茶』のデザインを踏襲しながらもルイボス感を打ち出した」という。