暑さ一服後こそ熱中症対策を

総務省消防庁によると、今年5月1日から7月31日の熱中症による全国の救急搬送人員は前年同期比約1.6倍の4万5千234人を記録した。これには6月の全国的な異例の暑さなどが影響したとみられる。東京の最高気温は7月27日から8月3日にかけて連続30℃を超え、8月3日時点で今年13日目の猛暑日を記録した。

▼8月3日夜から4日にかけては東日本を中心に一転し、東北の一部や新潟県で記録的な大雨となり山形県内では最上川が氾濫した。暑さは一服したものの、熱中症のリスクが高まるのは急に気温が上がったとき。暑さに体が慣れていないときに熱中症にかかる人が多くなる。

▼熱中症とは、体内に熱がこもり、または急激に汗をかくことで体内の水分・塩分が奪われ、体温を調整できなくなる機能障害を意味する。消防局では深部体温(内臓の温度)38.5℃を警戒体温として注意を呼び掛けており、細胞は42℃でたんぱく質が固まり死に至るという。

▼こまめな水分補給とともに、風通しをよくし、窓から射し込む日光を遮り、我慢せずに空調設備を推奨室温28℃で利用するなどして対策すべし。

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