「やかんの麦茶」が累計出荷本数4億本突破 麦茶の飲用体験が少ない20~40代を獲得

 日本コカ・コーラは1日、麦茶飲料市場に向けて2021年4月に発売開始した「やかんの麦茶from一(はじめ)」が発売から1年2ヵ月で累計出荷本数4億本(650PET換算)を突破したことを明らかにした。

 過去 10 年間で発売されたコカ・コーラ社の新商品としては最速での4億本突破となった。

 「やかんの麦茶」は、開発に約3年を要し、さまざまなコンセプト調査を行ってきた中で、麦茶飲料市場に求められているのはシンプルさや親しみであることをつかみ、「綾鷹」や「爽健美茶」といったメガブランドの傘ではなく、実質的な新ブランドとして製品名を前面に押し出したものとなる。

 昨年は8月と9月の天候不順で麦茶飲料市場が前年を割り込んだとみられる中、やかんで煮出した麦茶の飲用体験が少ないとされる20~40代のユーザーを多く獲得して好スタートを切った。

 今夏は、この勢いを加速させるべく、4日から女優の小芝風花さんとお笑い芸人・かまいたちが出演する新CMの放映やキャンペーンを実施していく。