「株式会社ニッスイ」へ すべての“食”を提供

日本水産は20日、来年1月より社名(商号)を「株式会社ニッスイ(Nissui Corporation)」に変更すると発表した。6月28日開催予定の株主総会で承認を経て正式に決定する。

21日の会見で浜田晋吾社長は「水産資源への思いは今後も継続」するとしたうえで、「水産のみならず食や健康にかかわるすべてをやっていく気概を持たなくては、グループの未来は開けない、という危機感があった」と社名変更の経緯を説明。「喧々諤々の議論があった」としつつ、「変わらなくてはという意識は皆持っていた。今後はCMやプロモーションで社内外ともに浸透させていく」と述べた。

新たに策定したブランドシンボルは小文字のローマ字で優しさや寄り添いをイメージし、少し斜めにすることで挑戦を表現。フレームは従来のデザインを踏襲し、左右の波が重なるデザインで海に対する思いや生活者との重なりを表した。スローガンは「まだ見ぬ、食の力を。」を掲げ、食への探求心を示している。