人と働く惣菜ロボ イチビキ工場で稼働開始

イチビキは3月から、同社第2工場(愛知県東海市)で人型協働ロボット2体が稼働したことを発表した。昨年10月に同工場に導入。惣菜加工ラインでの稼働を目指し、動作確認や配置個所の確保、動線の見直しなどを行ってきた。まずは外食チェーンとコラボした「赤から 具だくさんのつくねと白菜のスープ」のつくね具材の取り分けを担当。今後、仕事の幅を広げていくという。

今回、同社で稼働したのは、アールティ(東京、中川友紀子社長)の開発による人型協働ロボット「Foodly(フードリー)」。これまで、食品工場の盛り付け工程への導入事例はあるものの、惣菜加工工程への導入は初めてだという。

惣菜ロボ イチビキ工場 人型協働ロボット アールティ - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)

製造ラインでは、惣菜をパックに充填する前段階の作業として、各具材をカップに入れていくが、白滝→つくね→その他具材といった流れの中で、「フードリー」の役割はつくねを適正量つかみ、カップに入れること。従来、パート従業員2人で行っていた作業を、「フードリー」2体とパート従業員1人で行えるようにした。