味の素 培養肉会社に出資

味の素は、培養肉スタートアップ企業のスーパーミート社に業務提携に向けて出資した。同社が持つ培養肉の開発技術や知見と、味の素のバイオ医療や発酵に関するR&D技術、呈味や食感などのおいしさ設計技術を組み合わせ、食と健康の課題解決を目指す。

スーパーミート社(本社はイスラエル テルアビブ市)は、培養肉の開発と製造を行っているフードテック企業で、独自の細胞株による増殖・分化や技術の実証、パイロットプラントに併設する飲食施設でのメニューの受容性テストの実施など、培養肉開発にかかわる一連の機能をもっている。

世界的に植物肉や培養肉など代替肉需要が高まる中で、培養肉市場は2025年に約20億ドル、2030年には約250億ドルまで伸長すると言われている。