雪印メグミルク 次期社長に佐藤雅俊常務

雪印メグミルクは22日、4月1日付で佐藤雅俊常務執行役員が社長執行役員(CEO)に昇格するトップ人事を発表した。6月開催予定の株主総会後の取締役会で代表取締役に就任予定。西尾啓治社長は取締役相談役に就任する。

佐藤常務は1963年1月18日生まれの59歳。明治大学法学部卒業後、1985年4月入社。中部統括支店長、秘書室長、乳食品事業部長などを経て、2020年6月から現職。

社長交代について西尾社長は「2015年4月の社長就任後、『ものづくりマインド溢れる企業風土の実現』をミッションに掲げ、バリューチェーンの再構築に取り組んできた。『収益基盤の強化』を図るべく、『事業ポートフォリオの変革』『事業成長を支える生産体制の進化』『グループ経営の推進』に注力し、『次なる成長への基盤づくり』を一歩前に進めることができた。

このタイミングで新しい経営体制にバトンタッチすることが、持続的成長のために最適と判断した」と説明するとともに、佐藤常務について「アイスホッケー部に在籍し、日本リーグで11年間活躍した。アスリートとしても培われた前向きで明るい熱量(エネルギー)は、より多くの社員の力を引き出し、組織を結束させるリーダーシップにつながっていくと確信している」と期待を寄せた。

西尾社長からバトンを託される佐藤常務は「私の役割は西尾社長が作り上げた盤石な土台を徹底的に活用し、グループを『成長ステージ』に導くこと」との認識を示し、「スピード」「共感」「チャレンジ」をキーワードに新たな時代に対応し、社会の期待に応えられる企業を目指していく考えを明らかにした。

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