飲食店予約数、コロナ前水準に回復 10月は167%

飲食店向け予約管理システム「ebica」を運営するエビソルによると、21年10月度(10/4~10/31)の総予約数・1日平均予約客数は、対前月比167%と大幅に増加。緊急事態宣言解除に伴う飲食店の時短解除や酒類の解禁、ワクチン接種率の高まり、新規感染者数の減少が進んだことで、19年比でも105%と、数字上ではコロナ前の水準に回復した。

同社の予約管理システム「ebica」および「グルメサイトコントローラー」利用の全国約4千店舗を対象とした、10月度の総予約数は全国ベース(1店舗当たり)157.3件、1日平均予約数5.6件(19年比105%、前月比167%)。

緊急事態宣言解除後、週を追うごとに予約数は増加傾向で、10/25週以降は40件台に上昇した。一方で、大人数の飲食店利用への注意喚起は引き続き行われていることから、居酒屋チェーンなどはグループサイズにおいてはコロナ前の水準には程遠いとの声もあり、忘年会シーズンを目前に控え、売上面ではまだ回復とは言えない状況がうかがえる。

大阪エリアの総予約数(1店舗当たり)は172.5件、1日平均予約数6.2件(19年比95%、前月比168%)。1日平均予約数は前月の3.7件から6.2件に増加し、全国平均よりも高い水準を保っている。週ごとに予約数も増加傾向にあり、10/25週では49.6件と50件台に迫る勢い。コロナ前の19年比では95%と全国平均を下回ったものの、外食需要の拡大が数字として表れる結果となった。

東京エリアの総予約数(1店舗当たり)は142.7件、1日平均予約数5.1件(19年比100%、対前月比182%)。総予約数は前月の78.3件から142.7件に、1日平均予約数は前月の2.8件から5.1件に増加し、前月比では182%と全国平均を上回る伸び幅となった。週次別の予約数では、10/25週で41.3件と、2021年初となる40件台に増加。コロナ前の19年比では100%と、数字上は回復傾向がうかがえる。

東京都では、神奈川・千葉・埼玉と足並みをそろえ、10月24日まで「リバンウンド防止措置期間」と定め、時短要請を続けてきたが同25日に要請を解除。都内の新規感染者数は10月以降確実に減少してきており、感染対策認証店は制限がなくなったことで、今後より一層の飲食店予約数の増加が期待できるとした。

なお、同社では新型コロナウイルス感染症の拡大防止策に伴い、大幅に自粛営業を余儀なくされている飲食店の厳しい状況を知ってもらうことを目的に、飲食店の前年対比の予約状況を公開している。