フジとMV西日本が合併 売上8800億円、地場トップに

フジとマックスバリュ西日本(以下、MV西日本)は1日、24年3月までに経営統合することを発表した。来年3月1日に共同持ち株会社を設立し、両社がイオンの連結子会社となり、その後、合併し新会社を設立する。

両社は18年10月に資本業務提携し、互いの株式を取得。商品調達や物流などで協業を図ってきた。MV西日本は19年3月にマルナカと山陽マルナカを子会社化し今年3月に吸収合併。兵庫県南部や広島市・岡山市など既存エリアのドミナント強化や、広島県東部・愛媛県といった空白エリアでの出店を進めている。

フジの21年2月期の連結営業収益は3千153億円、同営業利益は60億円、店舗数は98店。MV西日本の連結営業収益は5千632億円、同営業利益は85億円、店舗数は381店。両社の売上高を合わせると約8千800億円で地場のスーパーでトップとなるが、中四国エリアは人口の減少と高齢化が進んでおり、市場の縮小は避けられない。

一方で、ドラッグストアやディスカウントストアを中心に、小売業の積極的な出店が目立つ。今回の合併においても地域の活力低下への危惧と競争環境の激化が背景に挙げられており、両社は「地方の問題解決にスピーディーに取り組むため関係を深化させる」としている。

中四国ではイズミと天満屋ストアがセブン&アイホールディングスと提携しており、イズミは一昨年、イトーヨーカドー福山店の営業を引き継ぎ自社の店舗をオープン。昨年3月からは「セブンプレミアム」などPB商品の扱いも始めるなど、関係を深めている。