伊藤園、ドリップコーヒー市場に参入 タリーズ店頭販売と棲み分け スーパーやコンビニ向けに開発

伊藤園は、「タリーズコーヒー」ブランドで一杯抽出型レギュラーコーヒーのドリップコーヒー市場に参入する。7日にスーパー・量販店・コンビニで「TULLY’S COFFEE THE BARISTA’S ROAST(タリーズコーヒー ザ バリスタズロースト)」シリーズ3品を新発売する。各6袋(1袋9g)入りで、希望小売価格は税込み513円。

これに加えて、3袋のアソートタイプ(291円)や1袋の単品販売(108円)も行う。12日には数量限定で1杯用ケトルとのセット販売も展開する。

ボトル缶「タリーズコーヒー バリスタズブラック」と同じ金色のロゴをパッケージにあしらうなどして、子会社のタリーズコーヒージャパンが店舗(ショップ)で販売している物販商品との棲み分けを図る。

5月25日に発表した伊藤園の志田光正マーケティング本部長は「タリーズ店舗としっかり棲み分けしながら一般店販売をさせていただく。コロナ収束後には店舗にも足を運んでいただき、よりコーヒーを好きになってもらいたいとの思いから今回やらせていただいた」と語る。

発表会で抽出体験に挑む木村文乃さん(TULLY'S COFFEE THE BARISTA'S ROAST(タリーズコーヒー ザ バリスタズロースト))
発表会で抽出体験に挑む木村文乃さん(TULLY’S COFFEE THE BARISTA’S ROAST(タリーズコーヒー ザ バリスタズロースト))

同シリーズは厳選したアラビカ種100%のコーヒー豆を使用し、差別化ポイントは「お~いお茶」でも徹底している鮮度にあるという。吉田達也マーケティング本部リーフブランドグループブランドマネジャーは「焙煎後24時間以内に粉砕し、粉砕してから24時間以内にパック充填して極力鮮度にこだわった」と説明する。

フィルターも工夫。丸形フィルターを採用し、一般的な四角型のフィルターに比べて円を描いてお湯を注ぎやすくした。

アイテムでは主力3品のうち、吉田ブランドマネジャーが一押しするのが「STANDARD」で「豊かな香りに適度な濃度感とすっきりとした後味を実現した」という。そのほか、浅めの焙煎で適度な酸味も味わえる「MILD」と重厚感があるおいしさを実現した「HEAVY」を取り揃える。

「タリーズコーヒー ザ バリスタズロースト」シリーズ3品
「タリーズコーヒー ザ バリスタズロースト」シリーズ3品

店頭では、タリーズ店舗の世界感を再現した展開を予定。「過去にないほど什器も質感にこだわった」という。ボトル缶の「タリーズコーヒー」と連携した店頭展開も提案していく。

コミュニケーションは9日から、女優の木村文乃さんを起用した新TVCMを放映。SNSでは発売に先立ち、5月28日から公式ツイッターアカウントで約1万人のサンプリングを実施している。

さらなる展開については「コーヒーを自分でいれて楽しんでいただくような商品の提案を引き続きさせていただこうと思っている。ケトルとのセット販売といったコト消費の提案でも差別化を図っていきたい」(志田本部長)と意欲をのぞかせる。