カリフォルニア・レーズンベーカリーセミナー ライブ配信で開催 日清製粉が協力

カリフォルニア・レーズン協会は10月20日、都内で「カリフォルニア・レーズンベーキングセミナー2020」をインターネットライブ配信し、業務用ベーカリー・製菓業界関係者ら778人が視聴した。同セミナーは、パン・菓子の製造および開発に携わる人たちを対象としたセミナーで、日清製粉が協力。高品質で栄養価に優れたカリフォルニア・レーズンに、全粒粉やライ麦粉、穀物ミックスをはじめとした日清製粉グループの「健康セレクション」製品を組み合わせたヘルシーパンや付加価値の高いパン・菓子を紹介した。

主催者のカリフォルニア・レーズン協会シニアマーケティングマネージャーの富山斎(いつき)氏は「日本におけるカリフォルニア・レーズンは、2017年には過去最高の3万3千800tの輸入量を記録した。しかしながら天候不良による不作と、それに伴った価格改定が影響し、18年以降は1万t近くも輸入量が減少している」と現状を説明。

続けて「当協会では17年実績を目指し、より多くの人にカリフォルニア・レーズンを使った製品を選んでもらえるよう、今秋から来春にかけて過去最大の予算規模による広告を展開する。生産者が安定してレーズンを供給できる市場を維持していくために、皆さまには引き続きご愛顧いただきたい。今回ご紹介するアイテムが製品開発のヒントになることを願っている」と今後のビジョンについて触れた。

セミナーでは、レーズンの特徴を生かしたパンと洋菓子の実演を通じて、おいしさと健康感をアピール。日清製粉研究開発本部の橋本高広氏がレーズングレインブレッド、レーズンカレーブレッド、レーズンチョコレートブレッドを、鈴木重徳氏がパンデピス オ レザンルージュ、ベイクドレーズンバターの制作を実演。材料の紹介からこねあげ、成形、焼成、仕上げまでの要点を自社の小麦粉の特徴紹介などを交えながら解説した。当日はレシピ内容を若干変更し、新製品の石臼挽き小麦粉「ロレンス」を使用。高い吸水・保水力を持った生地が仕上がる点も訴求した。

閉会のあいさつで日清経営技術センター社長の田中康裕氏は「やむなくインターネット配信になったため見にくい場面などもあったと思う。ご視聴の皆さんはパンやお菓子作りのプロなので、想像力でカバーしていただけたのではなかろうか。世の中は大変な状況だが、われわれは前進しなければならない。新しい価値を開発して消費者に届けるために本日のセミナーをお役立ていただきたい」と語り締めくくった。