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加工食品即席麺・即席食品「スペースチキンラーメン」など宇宙日本食7品に拡充 野口氏とともにISSへ 日清食品

「スペースチキンラーメン」など宇宙日本食7品に拡充 野口氏とともにISSへ 日清食品

日清食品ホールディングスが「宇宙日本食」のラインアップを強化する。

同社は12日、新たに開発した宇宙食「日清スペースチキンラーメン」「スペース日清焼そばU.F.O.」「日清スペースキーマカレーメシ」「日清スペースハヤシメシ」が、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)により8月19日、宇宙日本食として認証されたことを明らかにした。

これまでに「日清スペースカップヌードル」「日清スペースシーフードヌードル」「日清スペースカップヌードルカレー」が宇宙食の認証を受けているが、今回の4品を加えることで宇宙日本食のラインアップは7品に拡大。ISS(国際宇宙ステーション)に滞在予定となっている野口聡一宇宙飛行士の携行品として宇宙に旅立つ予定だ。

同社の宇宙食は、日清食品(現・日清食品ホールディングス)を創業した故安藤百福氏の「宇宙食を開発したい」との強い思いにより、2001年からJAXAと共同開発を進め、世界初の宇宙食ラーメン「スペース・ラム」の開発に成功。05年7月、野口宇宙飛行士が搭乗するスペースシャトル「ディスカバリー号」に搭載され宇宙へ出発した。

07年6月には「宇宙日本食ラーメン」3品(しょうゆ、シーフード、カレー)がJAXAにより宇宙日本食として認証され、ISSに滞在する日本人宇宙飛行士の食を支えてきた。今回、宇宙日本食として新たに認証された4品のうち、「スペース日清焼そばU.F.O.」(=写真下段左から2つ目)は、野口宇宙飛行士の「宇宙で大好物の焼そばを食べたい」という話を受け開発したもの。調理に欠かせない湯切りの必要がなく、濃厚でスパイシーな液体ソースの味わいを粉末ソースだけで再現している。

宇宙食は、宇宙空間(無重力状態)の環境下、スープやソースが飛び散らないなど課題があるが、同社開発陣は、粘度を高めることで、無重力下でも飛び散らないよう工夫。麺は小麦粉やでんぷんの配合を工夫することで、ISS内で給湯可能な70℃程度のお湯でも湯戻しできるのが特徴だ。

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