焼肉きんぐ 既存策充実でコロナ禍に対応 12月初旬まで韓国フェアを実施

コロナ禍で外食が苦境に立つ中でも、感染対策を施しつつ新たな施策で乗り切る動きも見られる。焼肉専門店の「焼肉きんぐ」では韓国フェアを実施するなどして対応している。

同社を傘下に持つ物語コーポレーションは全国に529店を展開(6月31日現在)。焼肉きんぐなどの焼肉店は252店。

4月7日の緊急事態宣言から5月10日まで直営店は休業。フランチャイズ店の多くも時短営業などを実施し売上は落ち込んだが、5月後半より徐々に客足も戻り始め、6月には既存店舗で回復が見られた。その後、7月後半からは第2波の影響の、8月も帰省自粛などの影響を受けている。関東では回復基調だが、地方の回復はこれからだ。

安全衛生面には特に気を遣い、従業員のマスク着用や健康管理は勿論のこと、タッチパネルの消毒なども利用一組ごとに行う。特にロースターも換気を行うことから、標準店舗でロースターが全台稼働した場合には4分19秒で客席全体の空気が入れ替わるという。

焼肉きんぐ 新型コロナウイルス

コロナ禍に対しては、特別な対策より、メニューや既存店の改装などといった既存施策の充実で対応するが、コロナ禍前からテイクアウトなどを実施していたグループ企業ではECも検討する。

また、新業態開発やデジタルマーケティングの強化なども図るが、基本方針からぶれることなく、付加価値を向上させることで乗り切りたい考えだ。

今回の韓国フェアは秋期間限定メニューとして12月初旬まで、全国の焼肉きんぐ全店舗で実施。 コロナ禍の影響で旅行ができないことから、少しでも旅行気分を味わえるようにすることが狙いだ。

本物志向、楽しさ、トレンドをテーマに掲げ、バリエーションを豊富に揃える。「ドルチェポルコ 極厚サムギョプサル」は1.5cmの厚さで本物感を出し、また新大久保でみられる「チョコチュロス」や「チーズボール」といったトレンドのデザートやドリンクも用意した。

さらに「焼肉ポリス」の腕章をつけた店員が焼き方を指導しながら店内を回り、楽しい時間を演出する。