無病息災願い「きぶなカレー」 栃木ご当地コラボ第3弾 岩下食品

新型コロナウイルスによる外出自粛の影響を受けて駅弁の売上げが激減する中、岩下食品と松廼家はこのほど、宇都宮で無病息災のシンボルとして親しまれている“きぶな”をモチーフにした「きざみ岩下の新生姜 きぶなカレー」を商品化し、松廼家から発売した。

同商品は、きぶな形のターメリックライスに、刻んだ岩下の新生姜と素揚げにした発芽にんにく入りで元気を応援するカレー弁当で、イカ墨シーフードカレーの「ブラックシーフード」、バターチキンカレー風の「レッドキーマ」、鯛カレー風の「イエローキーマ」、グリーンカレー風の「グリーンキーマ」の4つの本格的な味わいを楽しめる。ひもを引っ張るだけの加温容器入りで、いつでも熱々のカレーを楽しめる。

松廼家は1893年創業の老舗弁当店で、駅弁発祥の地・宇都宮駅で駅弁をはじめとする弁当を作り続けてきた。岩下食品の看板商品「岩下の新生姜」を使用した栃木のご当地コラボは、「岩下の新生姜とりめし」「岩下の新生姜おつまみ串」に続いて、今回が第3弾となる。「きぶなカレー」はJR宇都宮駅の松廼家売店、宇都宮市駅前通りの松廼家店頭引き取りのほか、5個から配達も行う。

昔、宇都宮のある村で天然痘が流行った時に、病人が黄色いフナを食べたところ治癒したといわれ、それからは病気除けとしてこの黄ぶなの形をした物を毎年新年に神に供えるようになった。張り子の黄ぶなは、宇都宮市の郷土玩具として今でも地元の人たちに親しまれている。

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