16.6 C
Tokyo
17.5 C
Osaka
2025 / 11 / 03 月曜日
English
飲料系飲料欧州No.1スムージー「イノセント」 野菜・果汁から果汁一本の品揃えに転換
〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

欧州No.1スムージー「イノセント」 野菜・果汁から果汁一本の品揃えに転換

“まんま、飲むフルーツ” TVCM放映

イノセントジャパン合同会社は、スムージーブランド「イノセント」のラインアップを従来の野菜と果汁の品揃えから果汁だけに絞り込んで見直しを図るとともに、ブランドメッセージを“まんま、飲むフルーツ”に変更してTVCMなどでコミュニケーションしていく。4月から競合を飲料ではなくフルーツに再設定したことが背景。

「イノセント」は現在、24か国以上で販売され、ヨーロッパのチルドドリンクカテゴリーで売上№1のスムージーブランド。日本では昨年7月に都内の一部エリアで発売開始し、徐々に販路を拡大している。

ラインアップの見直しでは、果汁・野菜汁入りの「ゴージャスグリーン」を新商品の「やんちゃなキウイ」に差し替えて「おおまじめストロベリー」「やんごとなきマンゴー」の既存品2品とともに計3品を4月28日から関東地域で、5月5日から全国に販売エリアを拡大して新発売する。

希望小売価格は従来の税抜き298円から277円へ約20円値下げし、トライアルを促進する。

コミュニケーションは関東地域で発売する4月28日からTVCMを放映。それに先立ち21日には特設サイトを公開し、フルーツをさまざまなシーンに取り入れ、毎日をより健康で楽しく過ごすための情報を“フル活”と称して提供している。

3品とも国内で製造され、果汁100%で濃縮還元果汁は入っておらず、甘味料などは不使用。フルーツそのままの味で繊維質も感じられるようになっている。1本でフルーツ200g以上使用し、この量は厚労省・農水省の「食事バランスガイド」の1日当たりのフルーツ摂取目安量となっている。

イノセントでは“みんなが健康で長く生きられる”ことを志向し、ドリンカーの健康面以外に労働者環境や地球環境にも配慮。原材料はすべて、これらの環境について厳しい基準を満たす契約農家から調達。調達は、フルーツごとに設けられた担当者が世界30か国の中から旬の時期に安定的に確保して行われているという。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点