流通・飲食小売髙島屋の中元、今年は重点6本柱 1%増目指す
カナエ モノマテリアルパッケージ

髙島屋の中元、今年は重点6本柱 1%増目指す

髙島屋は5月10日にオンラインストアで中元商戦を始動、5月末から6月初旬にかけて実店舗でもギフトセンターを立ち上げるなどして令和初のギフト商戦に挑む。

同社が今年4月にロイヤリティマーケティングと共同で実施した調査によると、中元贈答意向を持つ人は約42%、自分用としての購入意向も約40%だった。5日に開かれた商品試食会で中谷八重子ギフト推進担当課長は「儀礼市場は厳しいが、このような部分に活路を見いだし、お中元という日本の文化を残していきたい」と話した。

昨年中元は前年比2.3%増(うち店頭2.3%減、ネット23%増)。歳暮は1.7%増(うち店頭2.7%減、ネット17.9%増)と、全体では前年を上回っている。今夏は1%増を掲げ、特にネットは14.2%増を目指している。

「ヤナギムラのフローズンしろくま」(高島屋 ギフト)

今年のポイントは6点。①気軽に贈れるカジュアル感覚のギフトとして、子供と共に大人も懐かしく楽しめる「チョコバナナ・カットフルーツ串」や、可愛らしいアイス「ヤナギムラのフローズンしろくま」などを揃えた。②新しい七夕の楽しみ方も提案。「ライスバーガー」(髙島屋限定)は牛肉のごぼう煮などをサンド、流れ星をトッピングしている。

③SNS映えにも2年ほど前から取り組む。野球のバット形のバームクーヘン「夢のホームランバット」はほぼ実寸大の約60cm。昨年歳暮から取り組んでいる“孫ギフト”として展開して消費の喚起につなげたい考えだ。

④今年もギフトを通して次世代を応援できる“がんばれ次世代!ギフト”を展開。済美高校の生徒が食の縁結び甲子園全国大会で優秀賞に輝いたもぶり鮓のレシピを元にした「松山もぶり鮓」などを揃えた。

また⑤健康志向に応えるヘルシー系ギフトや⑥ギフトの王道を体現するという銘品らも用意した。

関連記事

インタビュー特集

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。