ダイドーグループホールディングスの26年1月期連結決算は増収減益。海外事業(売上構成比27%)が牽引し、売上高は前期比1.7%増の2412億円と過去最高だが、経常利益は国内飲料事業(同59%)の減益が影響し前期比51.5%減の14億円、当期純利益は減損損失計上等で損失を計上した。
髙松富也社長は26年度の最重要課題に「国内飲料事業立て直し」を挙げ、自販機網の新陳代謝促進と資産効率向上などに取り組み、商品ではコーヒー豆の高騰から厳しくなっている主力のコーヒー飲料から「ソフトドリンクへの転換を強力に推進」を図り、その販売構成比を50%以上に高めるなど、商品ポートフォリオの最適化に取り組み、今期は増収大幅増益を見込む。
トルコとポーランドなどで展開する海外飲料事業は3期連続で過去最高益を更新。主力のトルコではコスト上昇環境下でも「戦略的価格改定の実行」が結果に表れた。
国内飲料事業は、コーヒー豆が高騰する中でソフトドリンク強化に取り組み一定の効果はあったが、価格優位性を打ち出した「ハートプライス」シリーズにコーヒー飲料も消費が集中し、計画した原価率やソフトドリンク比率には届かず、粗利益が減少したことが減益の主要因となった。
ソフトドリンク強化の背景にはコーヒー豆の高騰もあるが、消費者の「ニーズが止渇飲料に移っている」こともあり、炭酸飲料強化や「他社にないユニークな商品は高単価商品も展開」などラインアップを拡充させ、多様なニーズに幅広い価格帯で対応していく。
また、自販機台数については、以前の「新規投資ありき」ではなく、台数の絞り込みで「投下資本を抑制し、収益性改善」を図る。25~26年度で24年度比2万台を削減し、自販機の新陳代謝に取り組む。
その不採算自販機引き上げでは、メンテナンスし高い収益が見込める優良ロケーションに移すなどで中長期的にも投下資本を抑制しながら自販機台数を維持する。
今期から子会社ダイドードリンコの自販機事業本部長も兼任する髙松社長は「先頭に立って改革を進める」とし「決して簡単なことではないが、持続的成長に向け、やりきっていく」と力強く語った。


