加工食品調味料・カレー類ハウス食品 調理型カレー強化 新ブランドで新価値提供

ハウス食品 調理型カレー強化 新ブランドで新価値提供

 ハウス食品は調理型カレー(ルウカレー)の提案を強化する。既存ブランドで当たり前の価値を再訴求し、新ブランドで新しい価値を提供する。今春、発売30周年を迎えた「こくまろカレー」をリニューアルし、独自技術を採用した「だしの旨みとスパイスのカレー」を発売。新ブランドで調理型カレーと生活者との距離を縮め、新しい関係を創る。

 既存4ブランド(バーモント、ジャワ、こくまろ、X-BLEND〈クロスブレンド〉)と新ブランドで「コスパ(おいしさ×値ごろ感)」「ヘルパ(カロリー・脂質カット)」「タイパ(短時間でのフライパン調理)」「エンパ(カラフルなカレー)」「アレパ(カレーを自由に楽しむアレンジ)」の5つの価値を訴求する。

 今春、「こくまろカレー」(甘口、中辛=写真㊤、辛口)の味わいをリニューアル。バター、粉末ソース、粉末コーヒー、焙煎フェネグリークを新たに加え、まろやかさとバランスをとりながら複雑さのあるコクを強化した。

 「こくまろバターチキンカレー」と「こくまろキーマカレー」を含む5品のパッケージを「コク深く、まろやかなカレー」がより伝わるデザインに変更。「こくまろハヤシ」を含む「こくまろ」ブランド全6品のパッケージを横でも縦でも陳列できるリバーシブルデザインに変更した。

 コミュニケーションにも力を注ぐ。コミュニケーションメッセージは「名前通りのおいしさです こくまろカレー」。3~5月に全国で15年以来となるTVCMを出稿。3月1日~4月15日にリーチ効率の高いメディアでも配信する予定だ。

「だしの旨みとスパイスのカレー〈中辛〉」
「だしの旨みとスパイスのカレー〈中辛〉」

 さらに今春、独自技術「クラッシュルウ」を採用した「だしの旨みとスパイスのカレー」(中辛=写真㊧、辛口)を新発売した。嗜好の多様化と健康志向に対応。「だし×スパイス」の新しいおいしさと脂質50%オフの健康感という新しい価値を提供する。

 脂質を50%オフに抑えつつ、小麦粉ではなくコーンスターチでとろみをつけることで、さらりとした食べ心地に仕立てた。「中辛」は鰹節のだしと合うクローブやシナモン、香ばしい加熱・焙煎スパイスを組み合わせ、「辛口」は昆布のだしと合うカルダモンやジンジャーの爽やかな香りを組み合わせた。2皿分×3袋入りの顆粒タイプで、食べたい分だけ作れる。

 プロモーションにも力を注ぐ。「さらり(軽やかさ)」と「満足感」を兼ね備えた次世代ルウカレーとして新たな選択肢を提示。Web動画で認知獲得、デジタル広告とポイント販促でトライアルの促進を図る。ブランドサイト、SNSを通じたアレンジメニュー・レシピの訴求にも取り組む。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。