Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。家庭用商品の開発を担当したマーケティング本部マーケティング企画1部調味料3課の田中菜々美氏に、各商品の特徴、プロモーション施策などについて話を聞いた。
――各商品の特徴は。
田中 甘み、果実感には違いがある。「シャインマスカット」は、何で割ってもおいしい。シャインマスカットの贅沢な味わいがありながら、すっきりとした甘みのため、より疲れている時、リフレッシュしたい時などに飲んでもらいたい。
「あまおう」は、名前の通り、甘みが強いため、牛乳割りがおすすめだ。牛乳で割ると、飲み応えがあり、デザート代替になる。甘いものを飲んでリラックスしたい時などに飲んでもらいたい。
4品の中では強い甘みがあるが、4品ともにお酢が入っているため、後味がすっきりしている。ずっと口の中に残る甘さ、べたつき感がないことから、大人でも楽しめる甘さだ。甘いものが苦手な人でも楽しめる。
「白桃」は白桃らしいやさしい甘みとまろやかな酸味が特徴で、紅茶割りやお酒で割ってサワーにしたり、リフレッシュタイム、リラックスタイムの双方を充実させることができると思う。「ざくろ」は4品の中では異端だ。お酢は控えているが、ざくろの元々の酸味があるため、通勤で疲れている時などに飲んでもらうと、気分を切り替えられるのではないかと思う。
――他の飲料と比べた時の「フルーティス」の魅力や価値をおうかがいできますか。
田中 「すっきりべたつかないのにちゃんと甘いこと」や「フルーティアップ製法により引き出された果実感が「フルーティス」の価値、唯一無二のところだと思う。ここは「新・果実体験」としてコミュニケーションでも訴えていきたい。
――売場、棚に対する考え方は。
田中 ターゲットは自分に合ったリフレッシュ方法を探している人になるが、コアターゲットは食酢飲料の離脱者、ライトユーザーの30~40代女性に置いている。そのため、食酢飲料棚で勝負する。2026年度は「フルーティス」の価値を伝え、中長期的にその価値を浸透させ、濃縮飲料棚や果実飲料棚にも出ていきたい。どの棚に出ていっても「フルーティスだから買う」という状況を作り上げていきたい。
――コミュニケーション施策は。
田中 4月末にTVCMを打っていく。夏、秋口にもCMを打っていきたいと思う。デジタル広告、SNS施策も駆使しながら「フルーティス」の魅力を伝えていく。また、家庭用・業務用で連携して「フルーティス」を盛り上げていく企画を通じ、家ナカでも家ソトでも「フルーティス」を楽しめるサイクルを生み出していきたい。

