キユーピーは、26年春に発売する新商品を通じて新たな価値創造に挑戦する。
戦略テーマに「『CROSS(クロス)』で実現する、新しい食卓」を掲げ、市販用と業務用商品の知見と経営資源を掛け合わせ、内食・中食・外食で展開することで新しい食文化のスタンダードを創出する。
マヨネーズ、ドレッシング、タルタルソースのカテゴリーで付加価値を最大化。カロリー50%カットの「キユーピーハーフ」では、「キユーピー マヨネーズ」と同様の卵黄タイプに変更し、卵黄ならではのコクとうま味を実現した。独自原料の卵香味油を配合し、卵黄の風味をしっかり感じられるようにリニューアルしている。
主力の「深煎りごまドレッシング」では1000㎖サイズの容器をプラスチックボトルから紙容器に変更。業務用でも「焙煎胡麻ドレッシング」で1800㎖の紙パックをラインアップに加えた。
同社グループでは30年度にプラスチック排出量削減率30%以上(18年度比)を掲げており、これまで市販用ドレッシング容器の再生PET化、「キユーピー マヨネーズ」(700g)で軽量化キャップの採用などの取り組みを進めてきた。
さらなる環境負荷低減を目指し、プラスチック使用量の多い大容量ドレッシング容器で紙パックを採用。市販用は従来の1000㎖のプラ容器と比較してプラスチック使用量を約75%削減した。ごみ処理の負担が軽減するとともに、市販用、業務用ともに容器の高さや形状から冷蔵庫や倉庫での保管スペースを節約できる。
業務用では「キユーピー 具沢山ソース レモンタルタル」を発売。レモンフレーバーの採用により夏場の需要を喚起する。同製品は、暑さで食欲が落ちる時期でもさっぱりと食べられるのが特徴。
レモン果汁とレモン果皮を使用したさわやかな風味と、ごろごろした具材感が売りだ。油となじみやすい性質があるため揚げ物なども口残りが少なくさっぱり食べられるほか、たまねぎの食感と具材感を楽しめる。
市販用は24年2月に発売済みで、25年12月までで累計430万本を販売。業務用では外食や惣菜用途でのメニュー提案を強化し、3月ごろから始まる夏向け需要を取り込む。
キユーピーが26年春に投入する市販用新商品は7品(「免疫ケア 酢酸菌GK-1マヨネーズタイプ」「免疫ケア 酢酸菌GK-1ドレッシングまろやかごま」「深煎りごまドレッシング 薬味ポン酢味」「同 旨辛ラー油」「同 紙パック」「あえるパスタソース トマト&バジル 完熟トマト仕立て」「やさしい献立とろみファイン」)と、リニューアル14品。業務用は新商品7品、リニューアル27品。
マーケティング本部長の中島健氏は「市販用、業務用の知見を融合し、経営資源を顧客の価値につなげるためには、生活者を知ることが重要。シームレスに様々なチャネルを使い分けることでキユーピーとしての価値創造を提供する」とマーケティングの方向性を語っている。

