食肉卸大手のスターゼンでは国産豚肉「こだわりポーク」の需要開拓へ、新たなコンセプトでの販促に取り組む。
その名も「元気のばとん」。そもそも消費者にとっての価値とは何か?を再検討した。
「業界における当社の立ち位置をふまえて、いま何をすべきかを考えた。消費者の声を丁寧に拾い上げてブランディングを行うことで、『買う理由』を明確にしたい」。鶉橋正雄常務が説明した(2月4日、春夏商品提案会で)。
これまで「何を伝えたいのか」に重点を置いてきた訴求表現を見直し、「消費者が何を知りたいのか」を軸に社内でアイデアを募集。身体の疲労回復だけでなく心の充足を表現した「ココロとカラダに元気をつなぐ!」とのキャッチコピーとともに、消費者に響く名前として「元気のばとん」を採用した。
おいしいだけでなく、たんぱく質とビタミンB1が豊富な国産こだわりポーク。おいしく満足できる食事で、明日へ元気をつなぐとのメッセージを込めた。店頭では販促シールやPOPでその価値を伝える。
「おいしさ、価格、安全性の追求には競合も取り組んでいる。既存ニーズに新たな価値基準を加え、潜在ニーズに応えた提案でさらなる成長を図りたい」(国産ポーク部 河原鉄矢氏)。食を通じて健康になりたい、という「健康投資市場」の可能性を見据え「健康+心の充足」でチャレンジする。
既存取扱店からもコンセプトへの共感が寄せられ、先方からのPOP提案もあったという。未導入の小売店や外食へのアプローチも強めたい考えだ。
