ファミリーマートがここ数年で強めてきたのが、効率重視の店舗運営だ。細見研介社長は「売上だけを追うとコストが膨らみ利益がついてこない」と指摘する。家賃・人件費・物価が上昇する環境下では、従来型の大量販売モデルには限界がある。
かつてのコンビニは夫婦での加盟が一般的だったが、今は店舗運営の工夫により総労働時間を数千時間縮小。効率性の高い運営モデルへの転換が進み、加盟店の手残りは「この3年で大きく改善し、業界トップクラスに近づいた」と手応えを示す。
伊藤忠商事が掲げる「か・け・ふ(稼ぐ・削る・防ぐ)」の徹底も寄与し、上期の事業利益は600億円規模に成長した。売上が同じでも働き方の選択肢は広がり、日販を取りにいくためにアルバイトを雇うのか、経営者自身が選べるようになった点も「大きな変化だ」と強調する。
