ローソンは12月4日、愛媛県今治市と包括連携協定を結び、生活全般の相談にオンラインで応じる「Pontaよろず相談所」を市内5店舗に導入した。島しょ部を含め、市役所に足を運びにくい住民も店舗から相談できる体制を整え、地域の生活基盤を支える。
「Pontaよろず相談所」は店内の専用ブースから暮らしや食事、通信、インフラ、金融、市役所相談まで幅広く応じるオンライン相談サービス。予約不要でAIアバターが接客する。KDDIと連携した取り組みで、導入は全国14店舗となった。
同社はテクノロジーで地域をつなぐ「ハッピー・ローソンタウン」構想を進めており、今回の導入は自治体と連携した実証の一環。導入店舗は今治馬越町三丁目店、今治別名店、伯方島インター店、大島吉海店、今治北日吉町店の5店舗。一部には地域住民が集えるコミュニティスペースや店内モニター、店外サイネージを設置している。

コミュニティスペースは店舗中央部に設け、食事利用のほか、机上の2台モニターからよろず相談所の一部サービス(市役所相談除く)を利用できる。店内モニターはPCをつないで資料投影ができ、地域活動にも使える。通常時は地域情報を発信する。
伯方島インター店では公共ライドシェア事業「のりあいサービス」と連動し、買い物代行の「はいたつサービス」も実施している。

