16.3 C
Tokyo
16.2 C
Osaka
2025 / 11 / 21 金曜日
ログイン
English
流通・飲食関西の地域卸が情報交換会 「次なる10年、熱き心で」
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

関西の地域卸が情報交換会 「次なる10年、熱き心で」

 関西の地域卸連合、R-netは11月11日、大阪市の天王殿で情報交換会を開催。メーカー47社のほか、メンバー社など合わせて70人が参加した。

 あいさつに立った酒井修司社長(大楠屋社長)は「われわれ単体では力がなくても、アライアンスを組むと力になると設立し、昨年10周年を迎えた。今年から次なる10年に向かう」と説明。高市新内閣について触れ「働きまくりますという言葉に力をもらった。もともと中小企業はたくさん働いているが働き方改革という言葉の下、制限されている。もっと働いて、もっと稼いでいただきたいという思いがある。高市総理のようにモノをはっきり言うことが大事。われわれも言いたいことは言うので、メーカーの皆さんもそうしてもらいたい。うわべだけの付き合いではなく、熱き心で臨みたい」と述べた。

 続いて、監査役の大物・日阪俊典社長が「食品を中心とした物価上昇に実質賃金が追いつかず、購買力が低下しているのが実情。価格改定の一方、値下げするという圧力が働いている」と指摘。「値下げしようとするDSやドラッグストアと違い、R-netの各企業は多様な販売チャネルを持っており、メーカーにもきちんと利益の残せる商売ができる」と強調した。

 今期の共同企画販売は新規メーカー9社が増え、ここまでの企画本数は9本増の116本。瀬川食品の松本好雅社長は「成果が出て内容も濃くなっている」と報告した。

 なお、来年1月からR-netの商品部長に大楠屋の酒井順平取締役営業部長、副部長にグローリージャパンの末元航取締役が就く。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点