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2025 / 11 / 08 土曜日
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加工食品菓子3年目のカルビー「フルグラ ブラックサンダー味」過去最大の数量を用意 「フルグラ」企画品の中で販売実績過去最高更新を目指す
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

3年目のカルビー「フルグラ ブラックサンダー味」過去最大の数量を用意 「フルグラ」企画品の中で販売実績過去最高更新を目指す

 カルビーは11月10日、「フルグラ」でチョコレートバーブランド「ブラックサンダー」とコラボした「フルグラ ブラックサンダー味」(50g・500g)を数量限定発売して「フルグラ」企画品の中で販売実績過去最高更新を目指す。
 「ブラックサンダー」とのコラボは今年で3年目。

 「フルグラ ブラックサンダー味」は、2023年11月に「フルグラ」企画品の中で過去最高の販売実績を記録した。話題化に成功して早期に品薄になったことから、24年は増産して過去最高の販売実績を更新。

 今年は生産体制を従来の1工場体制から2工場体制へと強化して過去最大の数量を用意した。

 コラボの主目的となる新規ユーザーの獲得を見込む。

 11月6日、発表した大本都子マーケティング本部シリアル部フルグラチームブランドマネジャーは「24年度の『フルグラ ブラックサンダー味』は(他の)期間限定商品の約12倍のカテゴリエントリーを獲得して上手く機能した」と振り返り、昨年の手応えから今回の展開に自信をのぞかせる。

 「フルグラ」定番商品へのリクルートも見込む。

 「今まで『フルグラ』を食べてこられなかった人が『フルグラ ブラックサンダー味』を食べられて“おいしい”と思っていただき定番商品も試していただく。実際、数量限定品購入者の3割程度の人が定番商品を購入していただいている」という。

 味わいの評価が高く、SNSでのコメントやお客様相談室に寄せられた消費者の声から、数量限定品でありながらもファンがついていると同社は推察する。

 通年商品化(定番化)の声も寄せられる中、「定番化よりも、話題にしていただくことやワクワク感を大切にしていきたい。あまりにも定番化を求める声が大きかったら再考したいが、今のところは数量限定で展開していく」との考えを明らかにする。

 3年目の展開となる今回は、複数並べるとイナズマデザインがつながるパッケージにした。パッケージにはイナズマを落としたり、イナズマに打たれたりする「フルグラ」の妖精「グーグー」と「ラララ」もあしらった。

 味わいはそのままで、「ブラックサンダー」に使われているココアクッキーやビスケットを使用してザクザク食感を打ち出し、「フルグラ」ならではのこだわりとして甘酸っぱいいちごとラズベリーがアクセントとなっている。

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