日本気象協会 biz tenki
トップニュース26年おせち商戦 迎える2...

26年おせち商戦 迎える2度目のヤマ 少人数向けが拡大

 おせち商戦たけなわ。予約開始の時期は年々前倒しに。11月上旬までには送料無料などのキャンペーンが締め切られ、2度目の販売ピークが終わる。重詰おせちのニーズは、高級志向と節約志向の二極化が続く。今シーズンのおせちは、高級食材を使った料理で新年を迎えたいという人たちに向けた商品に加え、節約志向の人たちの需要を喚起できるようなコストパフォーマンスを意識した品揃えが目立っている。

 25~26年の年末年始は9連休の取得が可能。富士経済の調査では、25年の重詰おせちの国内市場は前年比0.5%増の847億円だった。26年は量販、百貨店、通販の多くが前年並から微増の売上を見込んでいる。

 楽天市場によると今シーズンも例年と同様、3~4人以上のおせち需要が高いが、26年は少人数(1~2人)向けのおせちも増える傾向があるという。少人数向けおせちの25年7~8月販売は前年比で約1.5倍に。少人数向けのおせちは、1000人を対象に実施したアンケートでも「好きなものだけが入ったおせち」に次ぐ人気アイテムになった。楽天市場では、高齢化や少人数世帯の増加が背景にあると分析している。

 近年ではスイーツや肉などの好みの食材だけを詰めたパーソナルおせちも注目を集めている。スイーツおせちの25年7~8月の売れ行きは、前年比で約1.2倍に伸長した。

 一方、単品おせちメーカーでは手作りからの需要シフトを喚起すべく、これまでの市販品にない味や食感の商品を新たに投入したり、ユニットプライスを意識した徳用商品をラインアップに加えた。生活者のライフスタイルの変化で、おせちは作るものから購入するものに変わってきている。

 単品おせちも売場の早期展開が商戦の成否の鍵を握る。11月上旬には年末向けの単品おせちが店頭に顔を出す。フジッコの担当者は「早期展開で購入した人の4割が年末にも同じ商品を買うというデータもある」と早出しの重要性を指摘している。

関連記事

インタビュー特集

ごま・きな粉の真誠 冨田博之社長 新領域への挑戦果敢に 「おつまみ」で新たな売場開拓

ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市)の25年12月期連結売上高は104億6100万円となった。前年をやや割り込んだものの、価格改定や相場変動で一部原料ごまの価格が軟化したことなどから粗利が改善、営業増益とした。

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。