コカ・コーラボトラーズジャパン(CCBJI)は7月以降の原料茶葉の急騰を受け、2026年第1四半期(来春)までに緑茶製品の価格改定を実施すべく準備を進めている。
10月31日、コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスの決算説明会で明らかにされた。
CCBJIのアレハサンドロ・ゴンザレス・ゴンザレス執行役員リテールカンパニープレジデントは「下期以降、茶葉の価格が継続高騰しており、昨年の3~5倍の水準に達することが見込まれ、業界全体に大きな影響を与えるものと考えられる」と語る。
1本あたり最大20円のメーカー希望小売価格の引き上げを予定。
同社は10月1日に緑茶飲料を含め飲料ほぼ全品を価格改定しており、緑茶飲料のみ追加値上げの格好となる。
追加値上げの計画をいい早く発表することで業界をリードしていく。
「我々だけではなく業界全体が影響を受ける。PBを含めて、この原材料のインパクトをどうにかしなければならない状況にある」との見方を示す。
追加値上げの実行にあたり「綾鷹」のこれまでの好調ぶりに勝算を見込む。
「『綾鷹』が昨年リニューアルして消費者に受け入れられ大成功したことから、我々は自信を持っている」と述べる。


