ヤクルト本社は9月17日、大森学園高等学校(東京都大田区)で「受験生サプライズ応援出張授業」を実施した。お笑いコンビ・ニューヨークの屋敷裕政さん、嶋佐和也さんが講師役として登壇し、受験を控える高校3年生に向けてユーモアを交えながらアドバイスを送った。
同社は夏休み明けの9月から受験生がストレスを感じやすいことに着目し、受験生応援企画を展開。広告掲出やラジオ番組、高校での校内放送ジャックなどを通じて受験生に寄り添っており、今回の授業もその一環となる。
広告部制作課の矢儀俊也氏は、9~10月に約8割の受験生が不調を感じていると紹介。「進路が決まった友人と比べ取り残されたように感じたり、焦りが募るのも秋。寒暖差で体調も崩しやすい時期の健康管理にヤクルトを役立ててほしい」と述べ、「ヤクルトは90年にわたり乳酸菌シロタ株で健康を支えてきた。安心・安全を前提に日常をサポートしていきたい」と語った。
続いて登場したニューヨークの2人は、生徒から寄せられた悩みに答えた。「食後の眠気には音楽で気分転換を」「高校時代にしておけばよかったことは日記をつけること」など、体験を交えて助言。芸人として下積みが長かった経験を振り返り、「未来に希望を持つことが大切」と励ました。
最後は参加者全員でヤクルトを掲げて乾杯し、会場は大きな拍手に包まれた。屋敷さんは「この時期に皆さんに会えてうれしい。元気で楽しい人生を」と呼びかけ、嶋佐さんも「高校卒業してからが人生」と力強くエールを送った。