IZUMIYA 東京・浜松町で展示会 水産仲卸・磯崎が初出展

首都圏の有力業務用卸IZUMIYAは9月10日、東京都立産業貿易センターで展示会「第19回フードサービスショー2025」を開催した。

「食の新時代~こだわりと変革~」をテーマに、多様化する外食市場のトレンドをふまえた提案や、人手不足を解消する簡便商材や省力化、来店客の満足度を高める高付加価値商材の提案に力を入れた。

メーカー各社の秋冬新商品や重点商材のほか、IZUMIYAの提案コーナーでは昨年秋にグループ入りした東京足立市場の水産仲卸・磯崎が初出展し、鮮魚や活魚・貝類など、充実した水産品のラインアップを披露した。そのほか、ベーカリー・製菓製パン商材やIZUMIYA西東京が取り扱うエスニック商材、玉正の和食材、厨房設備など、グループ各社が取り扱う多彩な業務用商材を紹介。当日限りの特価品コーナーやJFDAのPB商材も多数取り揃え、多くのユーザーが来場した。

IZUMIYAの鈴木雅治社長は今期の概況について「3-8月は全社売上高5.5%増。6月単月は9%増と好調だったが、7月以降はややスローダウンしている。インバウンド需要は好調だが、ユーザーからはこれ以上の値上げは難しいとの声も聞かれる。後継者難で廃業される店舗も増えており、新規ユーザーの開拓を継続的に進めていく必要がある」と語った。

IZUMIYA鈴木雅治社長
IZUMIYA鈴木雅治社長

なお、8月まで東京支店3.8%増、東京北支店3.1%増、西東京2.3%増。芳賀専務は「水産仲卸の磯崎が加わったことで、都内のユーザーに対して鮮魚の提案を強化している。物流体制を整えながら、相互の連携をさらに深めていく」と語った。

出展メーカー115社、125小間。東京支店、東京北支店、北関東支店、IZUMIYA西東京、玉正のほか、初出展となる水産仲卸の磯崎も含め、首都圏のユーザーら約1500人を招いた。