13.8 C
Tokyo
15 C
Osaka
2025 / 11 / 10 月曜日
English
流通・飲食小売日本生協連 約220品を2か月値下げ 価格と価値両面でくらし応援
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

日本生協連 約220品を2か月値下げ 価格と価値両面でくらし応援

日本生活協同組合連合会は「くらし応援全国キャンペーン」第4弾を9月21日から11月末まで実施している。全国の生協と連携し、約220品目のコープ商品を特別価格(約1割引)で提供。人々の節約意識が高止まりするなか、価格と価値の両面から組合員の暮らしを支援する。

対象品目は、第3弾(2024年9~11月)の180品目から220品目に拡大。冷凍食品は29品目から59品目に倍増し、菓子など若年層に人気の商品も追加した。前回伸長した冷凍チャーハンや冷凍うどん、弁当・惣菜、練り物、コメ高騰を背景に需要が高まったパスタソースなどを拡充。オムライスなど、すぐに食卓に出せる主食も新たに加えた。

岡本悠哉営業本部長は「値上げ基調が続き、組合員の価格意識が高まっている。大きな購買理由となる価格軸の訴求を強め、もう1品の利用につなげたい」と説明。

多喜靖次営業企画部長は「点単価上昇で売上は維持しているが、購入点数や客数は減少している」と現状を分析。キャンペーンを機に購入点数や利用頻度、新規層の認知拡大を図る考えを示した。対象生協は北海道から沖縄まで幅広く、供給目標は100億円で前回比110%の伸長を目指す。

同連合会は2025年度、価値訴求を強化する方針のもと「推しコープキャンペーン」を展開。全国の組合員から集まった26万票・14万件超のコメントを販促に活用し、隠れた人気商品など個々の商品の価値を発信している。一方、生活コストの上昇や節約意識の高まりを受け、期初計画になかった価格訴求の応援キャンペーンを再び実施する。今後は価値訴求を継続しつつ、ユニット価格による割安感など、価値と価格の両面での訴求も強化する。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点