アピ、経営方針発表会開催 中計、長計のビジョン示す

アピは6日、岐阜メモリアルセンターでグループ経営方針発表会を開催。全役員、全従業員(派遣社員含む)約1800名が出席した。

野々垣孝会長は冒頭「全社員がベクトルを合わせ努力してくれた」と労い、「会社の業容とともに社員数も拡大したが上場企業の内容にはまだ及ばない。これに追いつくには収益力を高めることだ。他社にできない提案で付加価値をつけ、小さな改善を日々重ねた製造、生産は省力化、効率化を高めて会社を強くしていきたい。収益力を高めるのは改めてベクトルを重ね合わせてほしい」と社員に呼びかけた。

続いて野々垣社長が今期グループ経営方針、中計(~29年8月)、長計(~34年8月)それぞれのビジョンと経営目標を発表した。中計では、新領域の開発、世界により挑戦できる健康創造企業をビジョンに基盤強化を進める。

基盤強化を経た長計では、海外市場からも必要とされる企業への昇格を目指し、数値目標は経常利益率10%以上とする。目標達成に向け、管理指標を売上総利益とし、全社でベクトルを合わせる。

続いて営業本部、営業戦略企画管理本部、R&D(旧・研究開発本部)など8事業部とグループのUNIGENの代表者が決意表明。

来賓祝辞では山村茂・十六銀行執行役員本店営業部長、佐曽利浩二・大垣共立銀行岐阜支店長が挨拶、江崎禎英・岐阜県知事がビデオメッセージで祝辞を述べるとともに、「健康長寿社会への挑戦」をテーマに講演した。その後 辞令交付、永年勤続表彰、業績表彰が執り行われ、小川一章専務が閉会の辞を述べて散会した。