13.3 C
Tokyo
9.3 C
Osaka
2025 / 11 / 23 日曜日
ログイン
English
小売CVSファミマ、大谷選手効果でおむすび販売好調 26日から新CM、ぼんご・柿安コラボ商品も発売
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

ファミマ、大谷選手効果でおむすび販売好調 26日から新CM、ぼんご・柿安コラボ商品も発売

ファミリーマートは、大谷翔平選手をアンバサダーに起用したおむすびの販売が好調だ。3月のキャンペーン期間中は同カテゴリーの売上が前年比2割増をマークした。

8月26日から新テレビCM「シンおむすび二刀流、発表。」篇を放映し、おにぎり専門店「ぼんご」と肉の老舗「柿安」が監修した新商品も発売。投打の二刀流が復活してますます活躍する大谷選手とともに、さらなる盛り上がりを図っていく。

21日に発表会を開催。3月に始動したコラボ商品やキャンペーンの反響は大きく、大谷選手が好きな具材を使った7月発売の「大きなおむすび 僕の梅おかか」は2週間で120万個を売り上げ、ホームランを打った際に発行するクーポンは累計41万枚(8月21日時点=ホームラン43本)、使用率92%と注目度の高さを見せつけている。

26日に放映開始する新CMは、大谷選手がおむすびを発表する記者会見風の内容。演技の上手さに現場スタッフも驚いた様子だったという。ナレーションは水樹奈々さん。

左から木内智朗部長、右近由美子氏、松田和典氏
左から木内智朗部長、右近由美子氏、松田和典氏

おむすびの商品施策は商品本部の木内智朗デリカ食品部長が説明。「おむすびはお客様がファミマの来店目的となる上位カテゴリー。低・中・高と3つの価格帯で品ぞろえし、多様なニーズに応えることを目指している。定番商品のブラッシュアップに加え、有名店タイアップや店頭キャンペーンなど常に新しさを感じられるように取り組んでいる」と話した。

26日から発売する新商品は名店とコラボした高付加価値商品。3月に続き第2弾となる「ぼんご監修」では、定番手巻きおむすびの重量1・5倍を実現。新商品「大きなおむすび 鮭マヨネーズと生たらこ」はぼんごで人気の味わいで、ほのかにきかせた柚子胡椒がアクセントになっている。税別276円。「同 肉そぼろ(卵黄ソース)」は3月に好評だった具材の組み合わせだが、ごはんと具量を1・5倍にボリュームアップした。同297円。

「柿安監修」も2品を発売。「牛すき」(税別258円)は国産黒毛和牛を使用。秘伝のタレで味付けした。「海老マヨネーズ」(同239円)は「柿安ダイニング」の看板メニュー「大海老マヨ」の味わいをイメージした。

発表会の席上、ぼんご女将の右近由美子氏は「おむすびと世界で活躍する大谷選手が結びつく素晴らしい機会」、柿安本店で商品開発担当の松田和典氏は「監修商品を通じて幅広いお客様に柿安の魅力をお届けできる」と期待の言葉を寄せた。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点