丸大食品は秋冬商戦に向け「燻製屋」や「スンドゥブ」など主力ブランドで新商品を投入するとともに、26年の冬季五輪に向け「TEAM JAPAN オフィシャルサポーター」としての各種施策も展開する。
燻製屋は30周年を迎えるロングセラーブランド。前年度の上期はパリ五輪関連の応援パッケージなどの展開、下期は燻製屋のフレーバー第三弾で投入した「レモン&パセリ」が「大変好評」(池田知功取締役ハムソー事業部長)で、ハム・ソーセージ商品群の市場全体が微減する中、同社の売上は伸長を継続させた。
今秋の新商品は、ウインナーの燻製屋は、フレーバー第四弾「ブラックペッパー」を数量限定で投入し、朝食需要の多いウインナー市場でおつまみ需要含めた夕食の需要を取り込む。
さらに、好評の「レモン&パセリ」を、7月から数量限定で「瀬戸内レモン&パセリ」とし、定番配荷を高める。
また、「燻製屋」と同様に好調なブランドが「たっぷり使える」シリーズで「発売5年目。ここ2年は1・5倍の伸長」(山本悟司ハムソーマーケティング部長)という状況下、今秋は同シリーズの特徴である「袋入りの利便性」に、新たに「切らずに使える」のコンセプトを加えた「パパっと使えるシリーズ」を新ブランドとして「ショルダーベーコン」など3品を投入する。

パッケージデザインは、調理イメージができるメニューのシズルを、1商品当たり2種類のメニューとし、3商品で全6種類のパッケージで展開する。
下期のハムソー施策は、燻製屋のディスプレイコンテスト、冬季オリンピック関連でライセンス商品展開、映画「おいしい給食」とのコラボなどの各種施策で販売の底上げを図る。
一方、調理加工部門の人気商品「スンドゥブ」シリーズでは、同社調査で「男女問わず人気が高い」とする「にんにく」を使用した「にんにくスンドゥブ」を新発売し、既存顧客だけでなく新規ユーザーを開拓していく。