9.9 C
Tokyo
9.4 C
Osaka
2025 / 12 / 18 木曜日
ログイン
English
流通・飲食尾家産業「サンホーム会」総会 会員からの仕入れ増やす

尾家産業「サンホーム会」総会 会員からの仕入れ増やす

尾家産業とその取引先で組織するサンホーム会の定時総会が7月15日、大阪市内で開催され会員など393人が参集した。

冒頭、髙宮満サンホーム会会長(キユーピー社長)は「運の良さ」について以前読んで印象に残った経営書の内容を紹介し、「運が良いとは偶然ではなく、自分が望む未来を自分で作り出せること」とし、尾家産業の増収増益決算は「自らが望み、自ら作り出した結果」と語った。

総会では、会計報告等が審議され承認された。また、入退会では、新会員は米穀卸売業の大阪第一食糧1社、退会は伊藤忠食糧など3社で、今年度の会員数は131社となった。

総会後は尾家産業の前年度決算(既報)や今年度方針の発表が尾家健太郎社長からあり、サンホーム会会員からの仕入れ実績は、25年3月期は前期比7.5%増で構成比66%。今年度は「引き続き会員からの仕入れを増やしていく」と語った。

また、第6次中期経営計画の重点戦略目標として▽収益力強化▽事業領域拡大▽事業基盤(インフラ)の整備・強化――の3点を挙げ、収益力強化では3分野の営業重点施策として▽PB商品販売強化▽ヘルスケアフード事業▽宿泊施設(ホテル業態等)を挙げ、事業領域拡大ではM&A、C&C事業拡大によるBtoCビジネス強化、輸出ビジネスなどを挙げた。

また、強化するPBでは、売上拡大に寄与した製造メーカーにベストセラーなどの各部門でそれぞれ感謝状等が贈られた。総会終了後は講演会、懇親会を行った。

関連記事

インタビュー特集

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。