尾家産業「サンホーム会」総会 会員からの仕入れ増やす

尾家産業とその取引先で組織するサンホーム会の定時総会が7月15日、大阪市内で開催され会員など393人が参集した。

冒頭、髙宮満サンホーム会会長(キユーピー社長)は「運の良さ」について以前読んで印象に残った経営書の内容を紹介し、「運が良いとは偶然ではなく、自分が望む未来を自分で作り出せること」とし、尾家産業の増収増益決算は「自らが望み、自ら作り出した結果」と語った。

総会では、会計報告等が審議され承認された。また、入退会では、新会員は米穀卸売業の大阪第一食糧1社、退会は伊藤忠食糧など3社で、今年度の会員数は131社となった。

総会後は尾家産業の前年度決算(既報)や今年度方針の発表が尾家健太郎社長からあり、サンホーム会会員からの仕入れ実績は、25年3月期は前期比7.5%増で構成比66%。今年度は「引き続き会員からの仕入れを増やしていく」と語った。

また、第6次中期経営計画の重点戦略目標として▽収益力強化▽事業領域拡大▽事業基盤(インフラ)の整備・強化――の3点を挙げ、収益力強化では3分野の営業重点施策として▽PB商品販売強化▽ヘルスケアフード事業▽宿泊施設(ホテル業態等)を挙げ、事業領域拡大ではM&A、C&C事業拡大によるBtoCビジネス強化、輸出ビジネスなどを挙げた。

また、強化するPBでは、売上拡大に寄与した製造メーカーにベストセラーなどの各部門でそれぞれ感謝状等が贈られた。総会終了後は講演会、懇親会を行った。