日本介護食品協議会 「UDFの日」に総会 事業活動通じ価値伝達へ

日本介護食品協議会は7月11日、都内で第24回定期総会を開き、2025年度(令和7年度)の事業計画などを原案通り承認した。森佳光会長(キユーピーグループコミュニケーション担当シニアアドバイザー)は冒頭のあいさつで「事業活動を通じ、各方面のより多くの皆さまにユニバーサルデザインフードの価値を知っていただければと期待している」と述べた。

今回の定期総会は「ユニバーサルデザインフード(UDF)の日」当日の7月11日に開かれた。「UDFの日」は17年制定。「総会と日程が重なるのは今回が初めて」(森会長)となった。

森会長は冒頭、24年度の同協議会の会員数、UDFの生産量と生産金額に言及した。会員数について「25年度もさらに会員数の増加を見込んでいる」、生産量と生産金額について「製造・販売を取り巻く環境は引き続き厳しい状況下にあるが、在宅や病院・施設を問わず、UDFを積極的にご利用いただいている様子がうかがえる」と語った。

森会長は25年度の事業計画にも言及。普及啓発事業について「(UDFの日、介護の日を活用して実施している)プレゼントキャンペーンの追加を検討している」「訪問看護ステーションを介した在宅介護世帯への情報提供活動も引き続き実施を計画している」などと報告。技術関連事業などにも引き続き力を注いでいく考えを示した。

なお、定期総会では役員補欠選任が行われ、新任の理事に日清オイリオグループ食品事業本部ウェルネス食品事業戦略部の新島英実次長が、新任の監事にアヲハタ広報室の川澄三千代室長が選ばれた。