食酢に便通改善効果 Mizkanが鹿児島大学と共同研究

Mizkan Holdings中央研究所は7月1日、鹿児島県庁で鹿児島大学大学院医歯学総合研究科心臓血管・高血圧内科学分野の大石充教授との共同研究をもとに、食酢に便通改善の傾向があるとする調査報告を行った。

鹿児島県で古くから酢の食文化が根づいていることや、総務省の家計調査で鹿児島市が酢の年間家計支出や消費量が全国で1位になったことなどを背景に共同研究が始まった。

今回鹿児島県垂水市の40歳以上の成人1024人の健康チェックデータをもとに酸味のある料理と排便状況にどのような関係がみられるのかを調査。「酢の物の小鉢」「酸味を感じるおかず」「酸味のあるドレッシング」「ピクルス」(Scientific Reportsに掲載)の摂取頻度と排便状況を分析した。

その結果、食酢を使った料理を週に1回以上食べる人は毎日排便がある傾向がみられたことから食酢が腸の健康に良い影響を与える可能性があることが分かった。Mizkan Holdings中央研究所では食酢摂取による便秘改善の効果について研究を続けていくとしている。

Scientific Reportsに掲載した調査結果
Scientific Reportsに掲載した調査結果