11.2 C
Tokyo
12.5 C
Osaka
2025 / 12 / 06 土曜日
ログイン
English
飲料系飲料森永製菓「inゼリー」で女性層に本物のフルーツを食べているかのような「フルーツ食感」訴求 道枝駿佑さんのCMで驚き食感を伝達

森永製菓「inゼリー」で女性層に本物のフルーツを食べているかのような「フルーツ食感」訴求 道枝駿佑さんのCMで驚き食感を伝達

 森永製菓は今年、「inゼリー」ブランドで女性人気の高い「フルーツ食感」シリーズを育成し認知拡大と新規ユーザーの獲得に取り組む。

 5月27日、取材に応じたマーケティング本部健康マーケティング部ゼリーカテゴリーの寺内理恵氏は「現在高い支持を得ている女性層を中心に、まずは食べていただくことを目指す」と意気込みを語る。

 同シリーズは、独自のゲル化技術によって、まるで本物のフルーツを食べているかのような食感を表現したゼリー飲料。2021年3月の発売以降、ゼリーで表現できる食感とユーザーの嗜好性に合わせたフレーバーを模索し、現在は「もも」「巨峰」の2種類を取り揃える。

「inゼリー フルーツ食感」シリーズ
「inゼリー フルーツ食感」シリーズ

 「20代の女性を中心に、おやつや間食として食べていただいている。食感に加え、食物繊維やマルチビタミンを摂れる点も高く評価されており、24年4月-25年3月のSRI+推計販売規模で、2品合わせて20億円規模に成長した」との手応えを得る。

 認知拡大策としては、6月から新たに道枝駿佑さんを起用した新TVCMを放映している。

 「『inゼリー』のもも味・巨峰味ではなく、フルーツのような食感を楽しめることと、栄養が摂れることを知っていただきたい。メインユーザーが若年層であることから、SNSなどでもコミュニケーションを行う」と語る。

 「フルーツ食感」シリーズの育成によって、「inゼリー」ブランド全体の強化も図る。
 「新たなユーザーに向けての種まきを行うことで、『in』ブランドが掲げる“2030年に500億円規模”という目標に向けて取り組んでいく」と力を込める。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。