8.9 C
Tokyo
11.7 C
Osaka
2026 / 02 / 15 日曜日
ログイン
English
逆光線(コラム)輸入急増するコメ 供給側の思いは

輸入急増するコメ 供給側の思いは

台北で開かれたアジア最大級の食品展示会を訪れた。印象的だったのが、コメを扱う企業の多さだ。われわれと同じく主食としているので当然ではあるが、日本の展示会ではほかの食品と同じように、これほどあちらこちらに並んでいるのを目にすることはあまりない。

▼それがわが国のコメ流通の特殊性なのかと考えつつ、出展していたメーカーに最近の販売事情を聞いてみた。ついこの間まで日本のコメを売り込むのに必死だった貿易商社が、最近は台湾米を日本に輸出するために奔走しているという。

▼財務省が先週発表した貿易統計によると、5月の民間によるコメの輸入量は1万tを上回った。昨年度の年間が3000tだったので、単月で年間輸入量の3倍を超えたということだ。高い関税を上乗せしても、なお国産米より安い現実がある。

▼その台湾のメーカーが売りたいのは、有機や品種をうたった上質な商品。商社と交渉したものの、値段が折り合わなかった。積極的になれない理由は、ほかにもある。「日本の生産が安定したら、すぐに必要とされなくなるだろう」。そう冷静につぶやいた。

関連記事

インタビュー特集

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。