日清オイリオ横浜磯子事業場 水素混焼型コージェネ設備を導入 持続可能なエネルギー供給体制整備

日清オイリオグループとJFEエンジニアリングは、日清オイリオ横浜磯子事業場で建設を進めていた水素混焼対応型高効率ガスタービンコージェネレーション設備の運用を開始した。

JFEエンジニアリングが設置、所有・維持運営を行うエネルギーサービス用の設備。これにより同事業場では、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた持続可能なエネルギー供給体制が整った。今後は当初の計画通り、2027年以降に水素をエネルギー源として活用することを目標に、HYDROGEN READY(水素供給インフラが整備され次第、速やかに水素利用可能な状態)の早期確立を目指す。

今回運用を開始した水素混焼対応型の8MW級ガスタービンコージェネレーション設備および既設のコージェネレーション設備のように、合理的で省スペース化された2階建てプランの複数台並列配置(常用2台+次世代更新スペースによる更新時のダウンタイムが不要な持続可能な設備配置)は国内初という。

食用油の生産には多くの熱エネルギーが必要なため、効率的に電気と熱エネルギーを生成できるコージェネレーションシステムは食用油生産に適したエネルギー生成設備とされている。

日清オイリオでは2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、非化石エネルギーの利用割合向上に取り組んでおり、早期のHYDROGEN READY確立を目指している。

今回、主力拠点の横浜磯子事業場において、水素混焼対応型コージェネ設備が完成したことで、安定性・効率性・持続性・発展性の4つの要素を兼ね備えた持続可能なエネルギー供給体制を整備。脱炭素社会の実現に向けて水素の利活用を進め、さらなる発展を目指す。