イオンリテールは6月4日、JR大宮駅の隣接地に「イオンスタイル大宮西口駅前」をオープンした。商業施設「大宮西口DOMショッピングセンター」の地下1階で核店舗だった「ダイエー大宮店」を承継し、全面リニューアルしたもの。岩崎一郎店長は「地域のニーズに応えていきたい」と話した。
従来に比べ食品の売場を拡張し、時間帯ごとのニーズに応える“タイパ”と短時間で買い物しやすい“買いパ”に優れた売場を目指した。
“タイパ”では、駅前の需要特性に合わせた品揃えを展開。総菜売場は朝の通勤・通学者対応として焼きたてパン、おにぎり、だし巻き玉子、唐揚げなど、昼食ニーズには手軽なサラダや弁当などを毎日約40品目ラインアップ。
簡便かつ食べ応えのあるカップスープやカップライスも種類豊富に揃えた。夕刻は総菜売場で「唐揚げ 唐王」やとんかつなどのできたてを小容量で用意。鮮魚コーナーでは鮮度の良いお造り(「超まぐろ 本まぐろのお刺身」など)や寿司を1人前から提供する。
精肉売場の「ローストポーク」などレンジアップ商品も簡便志向に応えるほか、フローズン売場は手軽なワンプレートミールやスイーツなど1100品目を揃えた。
“買いパ”の視点では短時間で満足できる買い物を提案。レジは会計スタイルにあわせ、スキャンしながら買い回りする「レジゴー」のほか、「セルフレジ」や高齢者などをサポートする「サポートレジ」等の4種類から選べる。事前にネットで注文し、店内のカウンターで受け取れる「ピックアップ」サービスも用意している。
