11.8 C
Tokyo
12.4 C
Osaka
2025 / 12 / 25 木曜日
ログイン
English
業務用泉平 オーガニック給食推進へ 兵庫の三者が連携

泉平 オーガニック給食推進へ 兵庫の三者が連携

全国的にオーガニック(有機農産物)給食推進の動きが加速しているのを受け、業務用卸泉平など兵庫県に本社を置く3者は、同給食実現に向けて連携する。5月16日に協定書を締結した。今後はその実現のため生産・加工・流通プラットフォームを構築し、同給食の導入を希望する自治体への提案と連携を図っていく。

3者は、西日本で給食が主軸の業務用卸泉平の他、地域生協のコープ自然派兵庫、一般社団法人の日本有機加工食品コンソーシアム。協定書では、泉平が提案から流通を、日本有機が食材の調達を、コープ自然派がオーガニック給食導入を求める消費者活動や地域連携による食育を、それぞれ担う。

同給食の導入状況については、泉平によると、23年度統計データでは、全国約1740の市区町村のうち前年比44%の増加率で過去最高の278行政が同給食を導入しており、うち兵庫県は全国最多の9市町(豊岡市、丹波篠山市、養父市、丹波市、淡路市、神戸市、朝来市、加東市、上郡町)が「オーガニックビレッジ」宣言を行い、明石市や尼崎市など都市部の学校給食でもオーガニック給食導入の取り組みが加速している実態がある。

また、同給食が推進される理由は▽環境負荷の削減とこどもたちの健康増進▽環境や農業、食のあり方を学ぶ食体験▽地域農業の再生・活性化▽「みどりの食料システム」や「オーガニックビレッジ」などの国家戦略や地域政策との連動▽保護者や地域住民の意識変化――などが挙げられている。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。