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加工食品冷凍食品ニチレイ 2035までの長期目標策定 「収益力を高め将来再投資」 大櫛顕也社長 
KNOWLEDGE WORK 20260303

ニチレイ 2035までの長期目標策定 「収益力を高め将来再投資」 大櫛顕也社長 

ニチレイはこのほど2035年までの長期経営目標を公表した。大櫛顕也社長は「国内で冷凍食品に対するニーズは高い。新たな商品や価値を提供していくことで、まだまだ需要は拡大できる」とした上で、「ただし35年、40年ごろになってくると人口減少の影響が顕在化し、市場が頭打ちになる可能性がある」と指摘。

「今期は新たな中期経営計画を始動させた。国内はもちろんのこと、海外でも冷凍食品の需要開拓やASEAN等における低温物流のインフラ整備を加速し、さらに収益力を高めていく。そうすることで将来予想される国内の市場変化に対しても再投資が可能になる」と展望した。

長期経営目標「N―FIT(Nichirei Future Innovative Tactics)2035」では、財務目標として営業利益率10%(25年3月期5・5%)、ROIC10%(同7・4%)、海外売上高比率40%(同23・6%)を掲げた。業績は前期も売上高、営業利益が過去最高を更新するなど順調に推移しているが、取り巻く事業環境の変化を踏まえ、前回19年に策定した長期経営目標を見直した。

今期から3か年(25~27年度)のグループ中期経営計画「Compass×Growth 2027」がスタート。「収益力の強化と資本効率の向上」に主眼を置き、最終年度に売上高8000億円(24年度7021億円)、海外売上高比率30%、営業利益560億円(同383億円)を目指す。

長期的な競争優位性を確立するため、国内の食品事業は戦略カテゴリーに位置付けるチキン加工品と米飯類をさらに拡充。2商品群の売上構成比を現行の40%から50%に引き上げる。また生産設備の稼働アップと統廃合による増強を検討し、健康価値商品の育成も図る。

低温物流事業は、国内屈指のネットワークをさらに強固なものとするため、首都圏・九州エリアでの設備投資を予定。海外は主力の欧州事業をさらに拡大させ、飛躍が期待されるASEAN事業は3か年で売上3倍(24年度26億円→27年度78億円)を計画する。

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