不動産事業の霞が関キャピタル(東京都)はこのほど、茨木市に賃貸型の冷凍冷蔵倉庫「LOGI FLAG COLD茨木1」を竣工した。名神高速茨木ICから約1㎞(進入時は迂回路を利用し約3.7㎞)、JR茨木からバスで15分の場所に位置する。
賃貸型冷凍冷蔵倉庫の特徴として、冷却設備にかかる多額の初期投資が低減でき、機器の保守費用が不要な点が挙げられる。また、茨木市に開設した理由を「大阪府中央卸売市場に近いため食品企業や関連する物流会社が多く、内陸に位置しBCP対策にも有効である」(ロジスティクス開発本部)と説明する。
「LOGI FLAG」は同社の倉庫ブランドで、3温度帯に対応した物流施設や冷凍冷蔵倉庫など、約3年で19か所の物件開発を進めている。関西では京都市と今回の茨木市の倉庫が竣工済み。27年秋には大阪の南港、同年冬には神戸市での竣工を予定する。
同社では「冷凍食品の需要が増加する一方で、大都市圏を中心に冷凍冷蔵倉庫は逼迫している。老朽化した施設も多く、潜在的な建替え需要がある」(同)としている。
【施設概要】敷地面積4366坪、延床面積8880坪、地上4階建・賃貸面積8590坪(うち冷蔵倉庫2683坪、冷凍倉庫3045坪、C&F倉庫〈5℃からマイナス25℃の温度変更が可能〉1522坪、事務所関連798坪)。
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